人は必ずといっていいほど、自分では解決できないような悩みを一度は抱えるものです。
例えば苦労して起業したなど自分自身で道を切り開いてきた人であれば占いなんぞに頼りたくない、という人もいるかもしれません。
しかし生きていくうえでは胸の内のわからない他人とうまくやっていく必要があるのです。
相談のプロである占い師
人々が抱える人間関係の悩みは職場だけではありません。
一番近い存在である夫婦もまた他人であるため、本心がわからず悩みの種にも成り得るのです。
家庭がうまくいってないと仕事にも身を入れることができなくなり、重要な問題となります。
そんな時に相談する相手として、誰を選ぶでしょうか。
実の親の場合子供の肩を持ちがちですし、この先しこりが残る可能性だってあります。
友人であったとしても所詮他人であるため介入できる部分にも限度があります。
そんなとき、多くの人々の悩みを解決してきた占い師に相談するというのはとても良い選択肢です。
占いや相談事を生業としているため感情的にならず、また外部に漏らすことなく話を聞いてくれるでしょう。
お互い様のやりとり
例えば夫婦喧嘩に他人を巻き込んでしまった場合、不倫が発覚した場合など他者を巻き込んでのいざこざは本当に心労となるものです。
悩みを聞いてもらうのもまた友人の役目ではありますが、たまに会う友人とは明るい話をしたいと思うものです。
その点占い師に関しては、金銭を支払いその見返りとして助言をもらう訳ですから双方にとってプラスとなり気兼ねする必要がありません。
また、相手に不服がある場合には他の占いの館に乗り換えるということは相談者の自由です。
誰もが数々の悩みを乗り越えて絆を深めていくものですが、その時に一人で抱え込むことだけはしてはいけません。
いつの世も占い師という存在は形を変え様々なところで悩める人を待ち構えていてくれます。
占いの館というと、怪しげなベールをかぶった女の人が水晶玉を持っているというのがステレオタイプ化されているかと思われます。
しかし、現代ではそのようないかにも、というタイプの占い師は少なく我々が親近感を抱くようないわゆる普通の外見の人が鑑定を行っていることの方が多いのです。
占いとひとくちにいっても様々な占術方法があるので自分にあった方法や直感的に惹かれたものを選ぶと良いでしょう。
占いの需要
日本で最もポピュラーである占いの方法に星占いがあります。
人気雑誌の巻末にはかならずといっていいほど星占いの連載があり、朝の情報番組などでも占いのコーナーは欠かせません。
どれだけの人々が占いを心から信じているかは置いておいたとしても、かなり多くの人々が占いの結果を気にしているということがここから分かります。
運勢が良ければ気分よく家を出ることができ、悪い結果であったとしたならば自分を戒めて注意深く一日を過ごすきっかけとなります。
このような気軽なものから占いというものに触れることで、我々は占いを日常の一部として自然に受け止めているのかもしれません。
占いの種類
先ほど挙げた星占いが最もポピュラーなものであるのに対して、伝統的な手相占い、タロット占いまた海外から入ってくる文化として注目されているもので珈琲の飲んだ後のカップで占うというものもあります。
また、テレビの影響でオーラが見えるという手法のものも話題性があり、いずれも注目を集めています。
占い師に鑑定してもらうという一方通行的なものがある一方で、色を自分で選んだりすることで自分の運勢を決めるような参加型のものも人気です。
占いは姿形を変えても古来より受け継がれているものです。
商業施設や夜の街角にはいつの世も当たる占いの館や占いのデスクが設置され、人々の足を止めています。
見えない未来への不安を託すように自分の力ではどうにもならないものを、見えざる力に頼りたいという人々の気持ちの表れともいえるでしょう。